総入れ歯

総入れ歯について

総入れ歯について総入れ歯とは、上下の歯列のいずれかに1本も歯が残っていない場合に使用する入れ歯です。人工の歯茎である床(しょう)というピンク色の土台の上に人工歯が並んでいます。

総入れ歯を作製する際のポイント

正しい噛み合わせを得るために、適切な位置に正しい形態の総入れ歯を装着する必要があります。粘膜の厚さや顎の骨の状態、唇の形、舌の大きさ、顔の大きさなど、さまざまな要素を踏まえて、患者さまにぴったりと合う総入れ歯を作製いたします。

実際に、仮の総入れ歯を使用していただき、入れ歯の形や大きさに問題がないか、正しく噛めるか、口を開けたときに入れ歯が落ちないか、唇にしわはできないかなど、さまざまな項目をチェックします。問題のある総入れ歯を使用すると、顎関節や筋肉に悪影響が及び、食事や日常生活に支障をきたしかねません。健全な口腔機能を取り戻すためには、患者さまに合った総入れ歯の作製が必要です。

総入れ歯でよくあるお悩みや原因

よく噛めない・痛くて噛めない

総入れ歯が顎の形に合っていないために、部分的に入れ歯が強く当たって痛くなり、よく噛めなくなる場合があります。また、上下の噛み合わせが合っておらず、入れ歯が粘膜に触れて痛みが起きたり、噛み合わせの高さが合っていないために嚙み切れなかったりするケースも少なくありません。

さらに、人工歯が平らになっていることで、強く噛み合わせなければ食べ物を噛み切れなくなったり、噛み切ろうとすると粘膜に触れて痛くて噛めなくなったりする場合もあります。

入れ歯がずれる

総入れ歯は、粘膜に吸着させて使用します。そのため、入れ歯の形が口に合っていないと、うまく吸着できずに外れてしまうのです。少しでも吸着が不十分だと、噛む度に空気がすき間に入り込み、入れ歯が浮いてしまいます。そのときに違和感が起きることで、嘔吐反射が生じるケースも少なくありません。

見た目に問題が起きる

総入れ歯は、前歯の見え方や噛み合わせの高さなどを踏まえて、粘膜の上に位置付けします。少しでも歯の位置を誤ると、前歯が曲がっているように見えたり、口元にしわができたりと、見た目に問題が起こります。

総入れ歯の種類

総入れ歯は、保険適用のものと保険適用外のものに分類されます。

保険で作ることができる総入れ歯

上下合わせて約2万円で作ることができます。安価なため、保険適用外のものと比べて気軽に作れるでしょう。保険適用の総入れ歯は、歯科用プラスチックでできています。プラスチックは強度の問題から厚く作る必要があるため、装着時の違和感や使用感に悩みを抱える方が少なくありません。また、熱伝導性も悪いため、食べ物の温度を感じにくい点にも注意が必要です。

保険適用外の総入れ歯

保険適用外の総入れ歯には、さまざまな種類があります。共通点は、使用感や見た目に優れており、自分の歯のように噛めることです。全額自己負担にはなりますが、長期的な目線を持つと、決して高すぎるものとは言えないでしょう。

当院では、患者さまのご希望やご予算などを踏まえ、オーダーメイドの適合性に優れた総入れ歯を作製しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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